GRAD育成例 Vo果穂編
1.はじめに
お世話様です。昨夜投稿したVo放クラ GRAD編(https://helpkzn.hatenablog.com/entry/2020/05/25/213810)へのたくさんのアクセスありがとうございました。今回は GRAD編の育成部分にフォーカスしたお話をしたいと考えています。昨夜の記事にもポイントは書きましたが、文字だけではピンと来ていない方も多いかと思います。よって、1回のプロデュースを振り返り実況の形で見ていきたいと思います。実際の育成が題材なので、より感覚で理解できるのではないでしょうか。注意事項として、アイドルイベントやサポートイベントに関しては省略しています。ステの伸び幅で補完してください。
2.目標設定と編成
編成とEXスキル、プロデュースアイテムです。タオルを持ち込むのでEXの絆は滞在に変えています。
ステはVo1250を目標とします。パッシブは恋鐘と冬優子に加え、最近は果穂自身のDaバフを狙っていきます。
また、アビリティはVo適正とオルランを◎、スロスタスタダに思い出高低を確保します。
では早速育成開始です。
3.シーズン1
昨夜の記事に書いた通りS1はDブロックを選択します。ポイントはお仕事で稼ぐのではなく、Voレッスンをレベル2にあげることです。
3-1.1週目
早速強い配置ですね。Voに3人、ラジオトークにソロ。Voレッスンは甘奈で体力消費なし、マスタリーSPに加え冬優子のマスタリー上限、ユニマスSPが動いています。ひらめきはVoDaViなのでDaViが3つずつ必要なスタダを狙っていく方向になりそうですね。
成功です。幸運にもSSRひらめきか落ちたのでオルランも視野に入って来ました。
3-2.2週目
Voレッスンはあさひのみ。お仕事はラジオに恋鐘と霧子がいますね。VoMeなのでオルランに必要なひらめきが揃いますし、恋鐘のマスタリー体力とユニマスが動くのでここはラジオで間違いないでしょう。
3-3.3週目
Voに恋鐘あさひ、Viに残り3人です。オルランを開け、VoMeの状態になりますね。ViレッスンでVoを稼いで適正もありですが、施設レベルとSPが欲しいのと、VoMe3つずつのスロスタが見えて来るのでVoレッスンを選択します。
成功です。2人とも×2にSSRまで付いて来ました。スロスタは目前です。ちなみにVoの施設レベルが上がったのでS1の目標クリアです。
3-4.4週目
微妙な配置です。ラジオがDaViなのでスタダも見えますが、スロットが足りないうえにSSRひらめき前提なのでまず候補から除外です。DaかViのレッスンですが、スロスタに必要なMeひらめきは揃っているのでここは霧子だけのViレッスンを踏みます。
3-5.5週目
難しいですね。SSRひらめきを使えば今でもスロスタは取れますが、ここはViレッスンでSSRを温存しつつ、Daも加えてスタダに繋げていきましょう。
溢れちゃいましたね。どれを切ってもそこまで変わりませんが、霧子を切ります。
3-6.6週目
いいタイミングで甘奈がVoに入りました。冬優子もいるので大きく回復を狙えます。スロスタを開けてVoレッスンを踏みましょう。
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最低限ひらめきは貰えるのでまあいいでしょう。
3-7.7週目
トラブルで体力を削られました。Da約束が来ましたが、無人なのでスルーします。感謝祭の約束はサポートが集まりやすい仕様ですが、 GRADはむしろ人払いかってくらい誰もいませんね。おやすみもありですが、Viレッスンにあさひ甘奈がいるのでSSRひらめき温存でスタダを開けるチャンスです。33%はさすがに危険なのでタルトを使って確実に踏みにいきましょう。
3-8.8週目
強い!これは行きたいですね。ひらめきが漏れてしまうので、SSRも使ってスタダを回収します。再びタルトを使って確実に踏みましょう。これでSSRが落ちるとオルラン◎に届きますね。
そこまで上手くはいきませんが十分です。次の配置を見てから考えましょう。
3-9.S1総評
Voレッスンの施設レベルが2に上がり、アビリティはオルランに加え、スロスタスタダの厄介な2つを確保できたのが大きいです。上出来でしょう。
4.シーズン2
以降はAブロックを選択します。施設レベル5で固定されるので育成がかなり楽になりますね。
4-1.1週目
DaレッスンにVoDaViの3人、他は散り散りですね。あさひのマスタリーSPと冬優子のユニマスSPでかなり美味しいので踏みたいです。少しもったいないですが、SSRを使って思い出高を取りスロットを確保しましょう。
4-2.2週目
微妙な配置ですね。オルラン◎やMeが2個必要な思い出低を意識してMeがいるViに行きます。
4-3.3週目
いいですね。恋鐘がVoに入ったので、SSRを残しつつ思い出低に必要なひらめきが揃いますし、SSRが落ちればオルラン◎が揃います。
4-4.4週目
来ましたね。恋鐘と冬優子のマスタリー体力にユニマスSP、霧子のマスタリー16に加え、上限まで上がります。思い出低でスロットを開けましょう。
SSRが落ちましたが、Viがないのでオルラン◎は取れません。配置次第ですが、Vo適正でスロットの確保が必要でしょうか。
4-5.5週目
Voレッスンも捨てがたいですが、Daに冬優子と甘奈がいるのでVo適正取得してから踏むとオルラン◎が揃います。
SSRラッキーですね。
4-6.6週目
Voに冬優子が入っている以外はお仕事に2人ずつですね。ユニマスの適用もなしと。
残りはVo適正◎なのと、そろそろステも伸ばしていきたいのでオルラン◎を開けてからVoレッスンに行きます。
4-7.7週目
Voに甘奈がいて、DaはDaMeでかつあさひのマスタリーSPが入ります。先週に続き、ステやSPが欲しいのとまだViひらめきがないのでVoレッスンに行きます。
SSRが落ちました。あとVo×1で適正◎が取れますね。
4-8.8週目
甘奈恋鐘あさひがVoレッスンですね。ぜひといった感じですが、立ち止まって考えましょう。ステやSP、体力的においしいですが、SSRひらめきが落ちなかった場合Vo適正◎が取れません。
まだプロデュース全体の折り返しですし、Vo適正◎はそこまで重くないひらめき要求量なのでPR上等でVoに行きます。
5.折り返し
予選のために振り返りをしましょう。今回はこのタイミングですが、ステが漏れそうならすぐに上限を開けましょう。とりあえず果穂と恋鐘の上限までですね。
アビリティの進捗です。残りはVo適正◎のみです。やはり絆がないと楽ですね。
6.シーズン3
予選に勝ってシーズン3に入ります。大体シーズン3でアビリティが揃い、本格的にステを意識した育成にシフトします。では見ていきましょう。
6-1.1週目
元々PR消化予定ですし、配置も微妙なので迷う必要がないですね。
6-2.2週目
Vo2つ稼ぎつつステも一気に伸ばせる配置です。即決。冬優子のユニマスSPも動いています。
この辺まで来ると絆が最大になっている場合が大半で、×2がポンポン出てきますね。
6-3.3週目
なんと2週でVo適正◎が揃ってしまいました。これも即決です。
6-4.4週目
Vo適正◎を開け、アビリティが揃ったのでここからステを上げていきます。Voレッスンを何回踏めるかが勝負です。恋鐘がいるのでいきましょう。
6-5.5週目
冬優子がいますね。そろそろパーフェクトやイベントが重なると漏れそうなので上限を開けましょう。育成の基本ですが、パーフェクト+イベントでも漏れないように確認して上限を開ける癖を付けましょう。
6-6.6週目
いいですね。Voレッスン即決です。
今後はひらめきはPRに使うので×2は非常にありがたいですね。
6-7.7週目
Voが無人でラジオとトークに2人ずつです。ただでさえトークの方が優先度が高いですが、あさひと冬優子なのでユニマスSPが適用されます。
スロットが埋まりました。そろそろPRですね。
6-8.8週目
PRに行きたいところですが、配置が強いです。少し考えましょう。
適当なアビリティでひらめきを消化してレッスンを踏むか、PRの2択ですが、育成が順調なのでここはPRを選択しました。満足度が30%を超え、上限アビリティが狙えるのも大きいです。
ひらめきが空になりいよいよシーズン4です。SPが少しキツイですが、まだまだ更新を狙える位置ですね。
7.シーズン4
7-1.1週目
早速いいですね。PRは正解だったようです。
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7-2.2週目
いないよりはよっぽどマシですが、できればマスタリーSP組に来て欲しいですね。上限が追いつきません。
漏れる寸前です。これでアビリティの上限を解放できるのでギリギリですね。
7-3.3週目
マスタリーSP持ちの恋鐘が入りました。アビリティの上限を解放してからレッスンです。
7-4.4週目
Voレッスンが無人ですね。DaレッスンにマスタリーSP持ちのあさひがいますが、スロット残り3枠で早めにPRしたいので雑誌に行きました。ラジオも2人いますが、Meが必要以上に上がるので回避です。
7-5.5週目
Voが無人で他の配置も微妙、PRのチャンスです。Voは溢れそうなので商品プロモーション(Vi)に行きました。ここで満足度60%を超えてアビリティ上限2個目が射程に入ると熱いんですがなかなか難しいですね。
7-6.6週目
ステが伸びきっているのでいかにSPを稼ぐかを意識します。この場合、Voレッスンが該当しますね。ステが漏れるのは仕方がないです。
7-7.7週目
SPが貯まり次第上限を開けます。トークに恋鐘と霧子がいますね。ユニマスSPが適用されるのでいきましょう。
土壇場でパーフェクトです。かなりSPがキツイのでありがたいです。
7-8.8週目
結論からですが、Viレッスンを選択しました。最後の上限パネルを入れてVo上限は1325になりますが、それは優勝で届くので、PRでSPを稼ぐためです。
7-9.本番前
予選で勝つと、シーズン4が実質9週になります。上限を開けてPRで消化です。
8.本選
本選ですね。自前の3.5倍は注目度とメンタルダメージが50%上がってしまうので慎重に使いましょう。とはいってもメンタル20%回復を持つ甘奈がいるのでメン死はまずありません。余っているSPで恋鐘と冬優子のパッシブを開けました。恋鐘はMe49%以下Vo100%注目度20%ダウンと長丁場の本選においてかなり有用です。冬優子も満足度が高く最初からバフが入っている状態なので条件を満たしており、活躍が期待されます。私はこの時点である事実に気付きましたが、それは後のお楽しみにしておきましょう。
9.振り返り
無事優勝したので最後の振り返りです。
恋鐘の4倍と自身のパッシブを……
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対戦ありがとうございました。
10.おわりに
ステを求めるGRAD育成は大体こんな感じで回しています。これに絆が入って来るとより立ち回りが厳しくなります。アビリティを効率よく回収するためには、感謝祭と同じように場数をこなして引き出しを作っておくことが大切です。様々な可能性を考慮し柔軟に対応していきましょう。ありがとうございました。
Vo放クラ GRAD編
1.はじめに
1-1.ごあいさつ
お世話様です。お助け風野さん(https://.twitter.com/help_kzn)運営、奴氏(https://.twitter.com/drst_500ml)と申します。新シナリオGRADが実装されて早いもので2週間が経過しようとしていますが、皆様は挑戦してみましたか?ひらめきやアビリティなど新たなキーワードが登場し、ユーザーの間でも大きな話題になっています。様々な仕様が検証、解明され(検証されていた方、本当にお疲れ様でした)、これまでフェス育成のスタンダードだった感謝祭を上回る育成が可能と発覚し、現状解禁されているイルミネと放クラに関しては完全にGRADにシフトしたと言っていいでしょうし、残りのユニットも解禁され次第それに追従するのは間違いないと思われます。
今回はそんな新時代でVo放クラをどう組むかを考えていきます。題材こそひとつのユニットに絞っていますが、このカードが強い、必須である、といった単純な話をお伝えしたいわけではありません。GRADに移行した新時代のグレードフェス用育成の考え方が大きなテーマです。よって、他のユニットを使っている方も何かヒントがあるかもしれないので、ぜひ最後までお付き合いいただければと思います。GRADの基本的な仕様についての解説は省略するのでご了承ください。知りたい方は有志が動画サイトアップロードしている解説動画等をご覧ください。
1-2.用語解説
TA : トップアピール。
LA : ラストアピール。
PL : パーフェクトライブ。全ての審査員からTAとLAを取得すること。
一瞬 : 伝説の一瞬。全ての審査員から同時にLAを取得すること。
フェスマ : フェスマスターの略。PLと一瞬を同時に取得すること。
金パッシブ : 2凸で解放できるパッシブスキルのこと。
2.プロデュースアイドル
特に変わっていません。以前公開した記事をご覧ください
https://helpkzn.hatenablog.com/entry/2020/03/26/213422
3.サポートアイドル
3-1.どう選ぶ?
感謝祭育成ではサポート自体の性能はもちろん、アイデアのバランスを考えて編成する必要がありました。
一方GRADの場合従来の性能に加え、「絆」と「ひらめき」の2点を考慮して組んでいきます。
絆とはアビリティの一種で、取得した絆アビリティと同名のアイドルがフェス編成にいれば無条件で5%バフが入るというものです。これが非常に強力で、ざっくり説明するとフェス編成5人にそれぞれ対応する絆を最大の4つ積むと常時100%バフが乗る計算になります。これは大変なことです。1ターンに6枠の制限の中でそもそも鳴くかわからないパッシブに頼っていたところに、絆を取った分のバフが最低保証の形で入るとの話です。手持ちと相談して可能な限り積みましょう。要は放クラを組むならできるだけ放クラのサポートを連れていって絆アビリティを取りましょうってことです。
次はひらめきです。イメージは感謝祭のアイデアに近いですがよく見ると全くの別物です。アイデアはカード毎に設定されていましたが、ひらめきはアイドル毎で設定されています。真乃のサポートのひらめきは全て、例外なくボーカルです。アビリティの中には全ての属性のひらめきを要求するものも多く、ひらめきが偏っていると育成が難しくなります。事前に最低限どのアビリティを取るか決めてから編成を考えるといいでしょう。
3-2.主力サポート
実際に編成したサポートアイドルの特徴と目的を解説していきます。
3-2-1.【晴れ、よかばい〜!】月岡 恋鐘
編成の核となるサポートです。まずパネルから解説すると、Vo上限が170あります。実際は直進で100上限と金パッシブに至る15の計130だけ開ける場合が多いです。さらに100上限の通り道にある4ターン以降Vo40%パッシブが優秀で、絆のために放クラのサポートを採用すると薄くなってしまう終盤に20%と比較的高い確率で2回も鳴いてくれるため、底上げに大きく貢献してくれます。そして伝家の宝刀100%パッシブですね。倍率、確率共に高く、いかに思い出までにMeを49%以下にするかが勝負です。
育成方面も優秀です。2種のマスタリーSPに、回復持ちとGRADの申し子とも言える構成です。
3-2-2.【ノー墨・勝者フェイス】黛 冬優子
唯一のマスタリー上限があるので、ステに拘りたいセンターやVo担当の育成で採用します。
他にもマスタリー体力やGRAD編のキーワードであるユニマスSPも持っており、パッシブも智代子や凛世のライブスキルで上限を満たせるので、非常に貢献度の高い1枚です。
ちなみに、このカードのVi互換として実装されたうち来る愛依のパッシブが、この冬優子より高い倍率に設定されている点を私は今でも根に持っています。
3-2-3.【お菓子なティータイム】大崎甘奈
今更解説の必要もなさそうなVo育成の定番ですね。放クラはひらめきViがいないので大助かりです。
3-2-4.【雨のち、マイヒーロー】小宮 果穂
放クラで唯一のVoひらめきを持っています。3.5倍でかつメンダメアップとVoバフで恋鐘と冬優子の金パッシブにアプローチできる4凸スキルはやはり優秀ですね。金パッシブもMe49%以下の恋鐘に対しこちらは50%以上でどちらかは抽選されるので、前半は果穂のパッシブで審査員を引き寄せてMeを削り恋鐘に繋げる流れを作りつつ、もしMeが減り切らなくてもそのまま果穂のパッシブが抽選といった隙のない構成になります。
しかしこのサポートにはVoステやSPを伸ばす能力がない致命的な欠点があります。それどころかマスタリーはどちらもMeで、絆アビリティの取得のために一緒に行動する回数も多く、大体の場合Meが500まで上がってしまいます。恋鐘とセットで採用する場合はこの点に注意しましょう。Da互換のスリープオーバー樹里はユニマスSPでGRAD編の解禁から大活躍してるのにどうして…。
3-2-5.【月刊CLIMAX】有栖川 夏葉
やはり優秀な60%パッシブに加え、一緒に行動するだけでVoが伸びるので使い勝手は良好です。ラジオとはいえSPを稼ぐスキルも持っており、絆の存在も考えると採用するには十分です。
3-3.まとめ
3-1.で絆が大切と言っていたのに他ユニットのサポートばかりでは?と思った方も多いでしょう。GRADが実装されてから手持ちとにらめっこして編成を考えていましたが、Vo放クラを育成するにあたって、放クラのサポートは弱すぎると結論しました。まずひらめきがVoDaDaMeMeと偏りがあります。Viは他ユニットから借りる必要がありますし、果穂を育成する場合はDaDaMeMeになってしまい、育成難易度が大きく上がります。加えてSPを生み出せるサポートが少ないのも致命的です。更にパッシブが序盤に偏っており、終盤はパッシブがマイヒーロー果穂の1凸くらいでスカスカになります。
よって絆はある程度妥協して、編成自体の質を上げていく方針に落ち着きました。
4.EXスキル
4-1.プロデュースアイドル
感謝祭では約束によるサポートの偏りを活かすために朝コミュや約束のEXスキルを付ける方が一定数見られましたが、GRADでは約束を守る余裕はほとんどなく、センターに関しては大体親愛のお守りを使い、約束を受ける必要すらないので感謝祭に比べると優先度は下がっています。よりGRAD向きのEXスキルに変えるのもいいでしょうし、朝コミュと約束は貴重なSPの供給源でもあるので、センター以外に付けている場合はそのままでもいいと思います。金EXの上書きは抵抗がありますし、一応タイミングよくおやすみ約束を引けると確実に大回復できますからね。
やはり汎用性の高い初期SP、パーフェクト発生率、初期値でしょうか。困ったら初期SP並べておけば何とかなります。
4-2.サポートアイドル
感謝祭ではノート確保のためにサポートイベント発生率を必ず付けていましたが、GRADではステ上昇以外の効果は特にないため優先度は下がります。とは言っても貴重なSPの供給源なのでそのままでもいいと思います。
あとはやはり強い滞在と、ひらめき×2が出る確率が上がる初期絆でしょうか。タオル等の初期絆を上げるアイテムを持ち込む場合は滞在を増やしてもいいですね。
5.プロデュース
ある程度方向性が見えてきたので、編成を組み、プロデュースに入りましょう。ここで大切なのは編成を組んだ段階でゴールを決めておくことです。どのくらいのステで、パッシブはどれを開けて、アビリティは最低限どれを…事前に定めておくとプロデュースを計画的に進められるでしょう。
5-1.編成と方針
5-1-1.樹里
センターの樹里ですが、今はこんな編成でやってます。いきなり放クラがいませんね笑
霧子をマイヒーロー果穂にしたり、Da枠が夕街凛世だったり、限定イルミネ3人突っ込んだりと色々試しましたが、現在採用しているセンターはこの編成で育成しました。忘れる前に書いておきますが、センターを育成する際は事前に何回か試走した方がいいです。というのも、センター育成には親愛のお守りを使う方が多いと思いますが、それは数に限りがあり失敗が許されないからです。組んだ編成での育成に慣れておくのが大切です。
編成を紐解いてみると、マスタリーSP持ちの恋鐘甘奈に、ステに拘るためにマスタリー上限持ちの冬優子の3人が育成の核です。この3人はVoマスタリー体力を持っているため、EXスキルでしっかりVoに固めてステとSPを稼ぎつつ回復で行動回数を増やしていきましょう。残り2枠のアリス霧子は2枚目のVoひらめきです。PRによる上限解放を狙っていくのでVoを多くしています。加えて育成性能も優秀ですし、恋鐘のユニマスSPにも引っかかります。Da枠のあさひはDa育成用のサポートですが、冬優子のユニマスSPと自身もSPを稼ぐ仕組みがあるので採用しました。この枠は非常に難しいところで、よりアンティーカに特化できるサンタ三峰なんかもいい動きをすると思います。
育成の目標ですが、ステはパネルのVo上限が790で、そこにアビリティも入るのでVo1300を最低とします。
ライブスキルは自身の札を2枚、パッシブは自身のものと恋鐘冬優子を開けます。
アビリティはセンター適正とオールラウンダー(以下オルラン)を◎まで、スロースターター(以下スロスタ)、スタートダッシュ(以下スタダ)、思い出高低に加えVo上限+です。
センターのステが大切なのはGRADも同じです。適正とオルランは必ず開けましょう。スロスタスタダと思い出高低は絆のように無条件でバフが入るので出来るだけ回収します。
5-1-2.凛世
リーダーの凛世です。核となる恋鐘にリーダー適正のために夏葉を加えMe2枚体制、Voは果穂でDaViは花星のイルミネを採用しています。
とにかくパッシブを充実させたくてこうなりました。SPが相当キツくなるのが分かりきってますが、推しだし何とかなるだろくらいの気持ちで笑
凛世はVoに置く方が多い印象です。上限が300ありますし、基本的に思い出直前に切り、最後の整地を任されるのでステを求めたいという理屈です。それは間違いなく正解ですが、私は2種のパッシブを確実に鳴かせたいのと、上限が300あるので裏を返せば少ないSPでもそこそこのステが狙え、パッシブの取得に集中できると考えているのでリーダーに置いています。また、5人ユニットなので手札事故が多く、思い出直前に切れないパターンが多いのも理由のひとつです。
育成の目標ですが、ライブスキルは自身の2枚です。
ステはVoが860です。これはまず凛世自身の150上限を開けて200、恋鐘を直進で開けて115、これに恋鐘の金パッシブ手前の15とイルミネ2人の最初のパネルの15を足した数字です。余裕があれば自身のもう1枚の50上限を開けていきたいですね。
パッシブは自身の2枚とめぐると灯織は1凸2凸両方、恋鐘に果穂の金まで取ります。リーダーは元々パッシブの発動率が1.5倍になりますが、アビリティの適正とオルラン◎まで取ると1.9倍まで上昇します。よって出来るだけ有用なパッシブを詰め込みたいところです。
アビリティはリーダー適正とオルランを◎、スロスタスタダに思い出高低、夏葉と果穂の絆が必須です。
リーダー枠の適正やオルランに関しては不要との意見もよく見かけますね。パッシブの発動率補正だけではなく、Meにも補正が入るため、Me49%以下100%パッシブをはじめMeを条件とするパッシブの発動が難しくなるからです。これに関しては何らかの対策が必要で、もし審査員頼みならリーダーのMeを極端に低く育成するか、そもそも適正を取らないのが正解です。一方Vo放クラは注目度やメンタルダメージが全ユニットの中でもトップクラスに高い編成なのでその辺は心配無用です。
5-1-3.果穂
Vo担当ですね。ここもステに拘りたいのでセンターの樹里と同じ編成です。これで実用に足る育成ができたらあさひを凛世に変えて同等のステと絆を粘っていきたいですね。
ライブスキルは自身の3.5倍が固定に、恋鐘の4倍3割自傷と冬優子の3倍をマッチング次第で使い分けていきます。
ステはVo1250を目標とします。パネルは740ですが、アビリティに加え冬優子もいるため十分現実的です。
パッシブは恋鐘と冬優子に加え、最近は果穂自身のDaバフに注目しています。Daなので火力面では完全にノイズですがアビリティで火力は確保されているため、このパッシブが混じっても安定して感謝祭産以上の火力を出せます。メンタルダメージ50%アップに加え確率高めでMe80%以上でしか抽選されないので序盤のMe削りには適任です。
アビリティはVo適正にオルランを◎、スロスタスタダに思い出高低を確保します。
5-1-4.夏葉
Da担当です。この辺は絆をしっかり確保したいので放クラから3人入れています。スリープ樹里未所持なので2凸のフローズンを採用しました。Da担当なのでDa2枚にしてPRで少しはDaステも稼いでいきたいところです。
ライブスキルは自身の5倍と果穂の3.5倍を取得します。
ステはVo880を目標とします。自前の100に果穂の150、恋鐘の100上限直通に金パッシブ手前で130が内訳です。
パッシブは自身のVo50%と恋鐘、果穂を狙います。自身の金バフが本当に優秀で、果穂のパッシブから引き継いでメンダメを上げてしっかり49%以下に持っていきます。リーダーに置いている方がいるのも納得の性能です。
アビリティはスロスタスタダと思い出高低、凛世果穂樹里の絆は確定で、余裕があればDa適正やオルランも狙っていきます。
5-1-5.智代子
Vi担当です。夏葉に続き絆3です。Vi2枚にしてステを稼ぎたかったのですが、放クラにViがいないので断念しました…
ライブスキルは自身の3属性バフを2枚取得します。
ステはVo880を目標とします。夏葉と同じルートですね。
パッシブは自身のものと恋鐘果穂夏葉を狙います。
アビリティはスロスタスタダと思い出高低、凛世果穂夏葉の絆は確定で、余裕があればVi適正やオルランを狙っていきます。
5-2.育成
準備ができたので早速育成しましょう。まだまだ手探りな部分が多いですが、自分なりのポイントをまとめていきます。
5-2-1.プロデュースアイテム
プロデュースアイテムは有限なので育成方針に応じて適切な選択をしましょう。
まずセンターですが、確定で親愛のお守りです。感謝祭育成に慣れた我々はもうWINGでのセンター育成のような修羅の道に耐えられないくらい軟弱になりました。アイドルに妙にいい匂いがするトーストを食わせて祈っていたあの日々を忘れたいのです。今は親愛度急上昇もありますが、それを前提に育成し、再現性のない上振れ育成を引いて急上昇が起きなかったらそれはただの試走です。私ならしばらく立ち直れません。脱線しましたが、親愛のお守りで確定で思い出5になるので育成に集中できます。もう1枠はTシャツ(タオル)を持ち込みました。タルトと迷ったのですが、Voマスタリー体力が3人いるためそもそもの行動回数が多く、腐る可能性があること、絆を盛ってひらめき×2を出やすくして少しでも早くアビリティを片付けてステに集中したいのでTシャツを選びました。
他の4人はタオルとタルトを持ち込んでいます。タオルはセンターと同じ理由で、タルトはやはり行動回数の確保ですね。体力がないけれど、どうしても踏みたい配置を引いたときにタルトがあると安心感が違います。 GRADではトラブルが発生してもひらめきは回収できますが、どうせなら成功した方がいいですよね。
5-2-2.ブロック
GRAD編では各シーズンに入る際にブロックを選択します。選んだブロックに応じて特定のレッスンの施設レベルがそのシーズン中のみ上がります。また、この選択やファン満足度によって予選や本番等の流行が決定されます。
私はS1から順にD→A→A→Aの順で選択しています。AはVo1極育成ということで説明は必要ないと思いますが、Dはどうでしょう。Dブロックはラジオトーク雑誌の所謂お仕事の施設レベルが+2されます。そして、S1のうちにやっておきたいのはお仕事でSPやファン数稼ぎではなく、Voレッスンの施設レベルを2に上げることです。ここでのポイントは、ブロック選択で施設レベルは上がりますがシーズン中は固定される点です。つまり、Vo育成だからとの理由で全てのシーズンでAを選択するとVoレッスンは4で固定されてしまい、どれだけ踏んでも5には上がりません。アビリティを回収しているとVoレッスンが思ったように踏めなくて、いざアビリティが揃ってステを調整する段階になってもマスタリーが偏ってかつパーフェクト複数回が前提になったりと厳しい展開も多いです。そこでS2以降5で固定できれば少ないレッスンでより高いステを目指せますよね。今は全員この順で育成しています。
5-2-3.アビリティ
最初に一番大切なことを書いておきますが、アビリティを取得する際は必ずその週のサポートの配置を見て行動を決定してからにしましょう。
必要なアビリティが早く揃うと育成だけを考えられる時間が増えるので、なるべく急ぎたいですよね。そのためにも効率よくアビリティを回収しましょう。真っ先に片付けたいのは絆やスロスタスタダです。これらは必要なひらめきが偏っており、後半に残すと厄介です。特に絆はSSRひらめきを使えず、指定のアイドルのひらめき×4で固定なので早い段階で全て片付けましょう。運良く×2が落ちたらチャンスです。スロスタスタダも2種のひらめきを3個ずつ要求してくるので難易度は高めです。こちらはSSRひらめきが使えるものの、単品だけだとスロットの6/8を占めてしまうので、迂闊に集合を踏むと枠が足りなくて他のアビリティでの消化を強いられるリスクがあります。また、SSRひらめきが落ちたら出来るだけオルランに使っています。理由として、その先にあるオルラン◎はSSRひらめきが2個必要で、後回しにして運が悪いと泥沼になるからです。よっていつSSRひらめきが出てもすぐオルラン◎にアクセスできる状況を作っておきましょう。ここまでをまとめると、絆とスロスタスタダを意識して回収し、SSRひらめきが落ちたらオルランの優先度を上げるといった感じですね。これらに加えVoレッスンの施設レベル上げを意識しつつS1に臨んでいます。
ちなみに適正もセンター以外はひらめきが偏っています。私は編成の段階でリーダーの凛世はMe2枚、Voの果穂はVo2枚にしているのでそこまで焦る必要はないと考えていますが、1枚でやる場合はS3以降に残らないよう早めに回収してしまいましょう。
5-2-4.PR
GRAD実装初日はPRによる爆発的なステの伸びが話題になりましたよね。しかし、アビリティの強さが解明されるにつれて、ひらめきを全て消化するPRの優先度は落ちていきました。
私は上手くいった育成では大体2回はPRを行なっています。主な目的はステやSP稼ぎですが、不要なひらめきで身動きが取れなくなった際にリセットボタンとしても活用できます。例えば私の編成だと、甘奈と恋鐘が運良く連続してVoレッスンにいたので踏み、ViとMeが必要以上に溜まりPRで消化といった動きはよくあります。
他にもアビリティ上限を狙えるので、ステが欲しい育成なら意識したいですね。
5-2-5.ライプパート
予選で負けた場合敗者復活戦があり、そこで打たれ強いor弱いの限定アビリティを取得できますが、どうしてもそれが欲しい場合以外は全て勝ちましょう。ステやSPが貰えるのもありますし、本番前に1週行動できます。
私の場合ブロックS2以降A固定なので流行がVo1位になり、1位スピアで勝てますが、怖いのは本番でのメン死です。育成が上手くいって、あとは優勝してSP60でパッシブ開けて終わり…のはずがメン死で台無しなんて悲劇は回避しなければなりません。有効な対策として、まずはデフォルトのライブスキルであるメンタルキュアを上書きせずに持ち込むことですね。Vo1位に関しては比較的楽にTAを取れるので、回復する余裕があります。
また、メン死に繋がるような行動をしないことです。例えば注目度やメンタルダメージが上がるパッシブは全て終わってから開けるようにして本番に持ち込まない、審査員の影響力が上がる4の倍数ターンに注目度やメンタルダメージが上がるようなライブスキルは使わないがありますね。私の場合、SPが余ったからとメイド夏葉のパッシブやライブスキルを持ち込むとかなり厳しくなるでしょう。運悪く審査員に殴られ続けた場合はもう仕方ないですが、自分が原因の敗退の可能性は極力排除しましょう。
5.実戦
育成が終わりました。ステが目標に届いていない子もいますが、今後の課題ですね。
感謝祭に慣れてると思い出係数1.30以外はインスタ映えしないので少し気になりますね。
5-1.環境
早速実戦といきたいところですが、まずは環境を確認しましょう。
5/22~5/31 グレード7 審査員必要興味値250万 流行ViDaVo
フェスイベなので、前期に比べ必要興味値が50万増えています。よってマッチング次第では6ターン目や7ターン目も見えそうですね。
Viアルストやあさひは要注意です。とは言っても複数出てきたらプロメッサで自爆してくれない限り無理なので最初から諦めている節はあります。また、評価値が低いためあまり出てきませんが、興味ダウンで盤面を破壊するVoアンティーカも要注意です。狙い目としてはGRAD編の実装から増えている真乃や果穂ですね。
では潜ってみましょう。
5-2.実戦
序盤はメンタルを削りつつ、DaVi審査員を殴っていきます。やはりバブルバスター果穂のパッシブはいい仕事をしますね。
中盤は智代子のライブスキルでバフをかけつつ、6ターン目でのフィニッシュを想定して樹里の全体アピールも切っておきます。凛世のライブスキルを最後に切っていよいよ思い出アピールです。
なんですかこれ。
不一致審査員に100万出ました。パッシブの質の高さやフェスイベボーナスの存在もありますが、何にせよ感謝祭育成の樹里ではあり得ない数字です。
もはや伝説の一瞬は当たり前で、TA取れる枠が残っているかどうかの話になっています。
これがGRAD育成です。
6.おわりに
フェス育成の面でGRADは感謝祭を過去のものにしました。残りのユニットも順次解禁され、育成は完全にGRADに移行するでしょう。乗り遅れたくない方は日々アンテナを張って情報収集はもちろん、実際に育成して経験を積み重ねていきましょう。困ったら相談に乗りますので、お気軽にご利用ください。今回はこの辺りで、ありがとうございました。3人ユニットに負けず頑張っていきましょう。
この記事は2020/5/25時点の仕様を元に作成しました。今後何らかの変更やカードプールの拡充により、この記事全体、あるいは一部が誤りになる可能性もあります。その点はどうかご了承ください。
Vo放クラの基礎
1.はじめに
1-1.ごあいさつ
こんばんは、お助け風野さんと申します。ゲームはHN「奴氏」でプレーしています。(https://twitter.com/drst_500ml)←フォローお待ちしています
お助け風野さん1周年ということで、私が普段グレードフェスで使用している編成について解説したいと思います。
1-2.用語解説
TA : トップアピール。
LA : ラストアピール。
PL : パーフェクトライブ。全ての審査員からTAとLAを取得すること。
一瞬 : 伝説の一瞬。全ての審査員から同時にLAを取得すること。
フェスマ : フェスマスターの略。PLと一瞬を同時に取得すること。
Fast : 必ず最初にアピールするスキル。
金パッシブ : 2凸で開放されるパネルのこと。
整地 : フェスマに向けて審査員の興味値を調整する行為。
1way : 審査員が1人にメンタルダメージを与えてる特別ルール。通常は3way。
2.プロデュースアイドル
2-1.センター
フェス編成の育成にあたって最初にセンターを決めます。私が選んだのは【とびっきりジンジャー】西城樹里です。
思い出アピールはVo2倍追撃にリンクでVo3倍とVoに偏った性能です。
選んだ理由として単純に凛世がいる放クラを使いたかったのと、手持ちがPS共にVoに偏っていたからです。(とは言っても花めぐるは当時天井しても出なかったので未所持ですが)
「今の手持ちで最良の編成を」といったご相談をよくいただきますが、私もそんな感じで手持ちとにらめっこしてVo放クラの育成を始めました。当時はジンジャー樹里未所持だったのでメイド夏葉センターで組んでいましたが、既に環境が大きく変わっており、またグレード7残留が安定していなかったので入手後の樹里センターのお話ができればと思います。ちなみに今のラインナップに落ち着いてからはグレード7に残り続けています。
追記:4月頭のシーズンで降格してしまいました
2-2.周り
センターが決まったら編成の方向性は一気に絞られます。
・Vo特化
・放クラ
この2点が大前提になります。
放クラは5人ユニットなので他ユニットのアイドルが入る余地がなく、凛世ならどれを智代子ならどれを…そしてどのポジションにといった感じで検討していきます。ここは3人ユニットとの大きな違いで、他ユニットに革新的なPアイドルが実装されても借りることはできません。
2-2-1.凛世
採用したのは十二月短篇です。
従来のゲージ加速は1ターンに6つしかないパッシブの枠を埋めてしまうのが欠点でしたが、これはVo40%バフが付いているため合理的です。
また、金パッシブも5ターン目以降全属性50%と強力で、思い出火力を大きく引き上げてくれます。
ライブスキルは共にVoなのがありがたいですね。高倍率の全属性バフが魅力ですが、次のターンで効力を失うので極力思い出直前に切りたいところです。とはいっても次のターンに大きなバフを残せるのでいつ切っても腐りにくいですし、リンクが加速なので6ターンを狙えそうな場面でゲージケアが入り隙がありません。
5ターンで決めないといけない場面も多く、ゲージ事故だけは絶対に避けたいのでパッシブ発動率に補正が入るリーダーで採用しました。
他候補
1周目pSSR。加速パッシブにリンク150%バフ付きのライブスキル、上限Vo200と適性が高めです。リンクバフは6ターン以降決着が前提のため腐る場面が多く、全体的に十二月のカードパワーに押され気味でしょうか。
水色感情
3周目pSSR。思い出ゲージ安定の点ではダントツの性能です。バフの持続も長く、引いたら即切って問題ないのが手札事故の多い5人ユニットでは魅力的です。紫テンション用に育成しておいてもいいかもしれませんね。
2-2-2.果穂
果穂は恒常2周目のバブルバスターを採用しています。
理由はFast3.5倍と自前Vo200上限の2点です。
グレフェスはたまに変則的なルールが導入され(大体は限定ガシャと同時にやってきます)、その影響でボーダーが大きく下がる場合があります。Vi審査員のみ200万超の興味値が必要になった前々期のグレ7残留ボーダーは、通常ルールに比べ1万ptほど下がりました。そのシーズンはPLで残れてしまったのです。大体の場合Vi審査員だけが残りLAを奪い合う構図になりますが、そこでFastが輝きます。アピール判定に関わらず最初に殴れるのでその場で計算して届くようならそのまま取れてしまうのです。
リンクがVo3倍アピールなので射程も長く、これらを活かすためにもVo担当に置きます。
ちなみに金パッシブはDaなのでスルーしています。
一方シーショアは4凸スキルが最大6倍に加速まで付いています。魅力的ではありますが注目度依存なので安定性に欠け、5人ユニットはただでさえ手札事故が多いため、安定したバブルバスターに軍配が上がると私は考えています。
2-2-3.夏葉
Voの夏葉はそもそも選択肢がありませんが、唯一の選択肢が非常に強力です。
メイド夏葉、なんとVo5倍です。整地はもちろん、リンクがVo3倍なので果穂でも言及したLAの奪い合いに強いのも魅力的ですね。
また、金パッシブは倍率、確率、回数全てが優秀です。しかしデメリットも大きく、特に4ターン目に鳴いたら注意が必要です。このバフをできるだけ早く抽選にかけたいのでDa担当で採用しています。
また、約束がDaレッスンに偏る傾向があり、Vo極で育成してもDaが伸びやすいのもポイントです。少しでも全体のステータスを稼ぎましょう。
2-2-4.智代子
1周目SSRを採用しています。SRにも似たような性能のカードが存在しますが、打点が付いている、コミュの分ステを盛れる、Vo100上限等優位性があります。
バフが4ターン持続するので切りやすいのが魅力で、加えてリンクがVo3倍なので、果穂や夏葉と同じくLA奪取にも使えます。凛世の項目で十二月短篇のライブスキルは腐りにくいと書きましたが、智代子だけはスキルの倍率が低いので凛世→智代子の順は避けたいところですね。
消去法でVi担当といった感じではありますが、4凸スキルを囲むパッシブが両方貧弱なのでいずれにせよパッシブの抽選が最後のVi担当です。
夏葉ほどの偏りはない印象ですが、約束がViレッスン多めなのも配置に噛み合っています。
2-3.動き
Pアイドルを選出したら大まかでいいので「こう動けば決まる」とシミュレーションしましょう。
例えば、1〜2ターン目で果穂夏葉でDaVi審査員を育て、3ターン目に智代子バフ、4ターン目に凛世で盤面を整えつつさらにバフを積み、5ターン目に思い出でフィニッシュ。
とにかく勝ちパターンを脳内に作りましょう。
その動きを実現するためにはどうするか、サポートの選出に繋がります。
3.サポートアイドル
3-1.どう選ぶ?
サポートの選出に関しては 2-3.で作ったいくつものパターンをより高い精度で遂行するためにはどうするか、これが根底にあります。
Vo放クラなのでVoの育成、パッシブといった長所を伸ばすのは当然ですが、弱点であるメンタルのケアも必要です。
サポートは育成性能(サポートスキル)、パネル(バフやライブスキル)、またはその両方で精査し、感謝祭で育成を実施するのでアイデアのバランスも考えて選定します。
ちなみにVo放クラはN≠E三峰の芋摩美々のような必須のサポートはありません。
3-2.Voアイデア
3-2-1.【月刊クライマックス】有栖川夏葉
育成面ではユニットマスタリーが光ります。育成するのが放クラなのでとにかく一緒に行動するとVo+5です。Voアイデアなので踏む回数も多く、計算してみるとこれだけで100以上稼いだプロデュースも珍しくありません。
パネルもデメリットなしの3.5倍に3ターン以前60%バフ、上限150とサポートとしての水準が非常に高い1枚です。
同じ60%パッシブを持つFROZEN樹里は金パッシブに至るパネルが全てノイズになりますが、月刊夏葉は上限を経由して無駄なく回収可能です。
3-2-2.【お菓子なティータイム】大崎甘奈
育成性能での採用です。マスタリーSPと体力で上振れをグイグイ引き寄せてくれます。
金パッシブは30%と貧弱で条件もMe90%以上と放クラにとっては厳しく、SP50パネルから回り込まないと5ターン以降7%バフを掴まされるので優先度は低く、Da担当以降にSPが余ったら積むくらいです。
4凸しておくと感謝祭のライブパートでMe20%回復が地味に役に立ちます。
3-3-3.【霧・霧・奇・譚】幽谷霧子
サブ。完全に育成面での採用です。
3-3-4.【先生のお時間】桑山千雪
サブ。審査員1wayのシーズン専用です。2種の回復パッシブをVi担当の最後に忍ばせておきます。
3-3.アピールアイデア
3-3-1.【雨のち、マイヒーロー】小宮果穂
バフ付き3.5倍に70%バフ、150上限にMeに特化した育成性能と1枚で多くの役割を果たしてくれます。
Vo放クラはMeが減りやすいので、要所で落ちないようVoステと並んで拘りたいポイントです。月刊夏葉と合わせて採用するとお互いのユニマスをより活かせます。
金パッシブはMe50%以上と序盤向きですが、最近は限定甜花によって回復されるシーンも多く、全編にわたってチャンスがあるため優先度が高めです。
3-3-2.【ノー墨・勝者フェイス】黛 冬優子
強力な60%パッシブに170上限、現状唯一のマスタリー上限と派手な1枚です。
パッシブはVoバフ付与が条件なので、主に終盤での活躍を想定しています。智代子や凛世のユニークスキルやマイヒーローの4凸スキルで引っ張りましょう。
お菓子甘奈とセットで採用した場合、Vo約束を何回踏めるかが勝負です。
3-3-3.【はじまりのエピローグ】櫻木真乃
果穂の育成でマイヒーロー果穂が使えないので代わりにこちらを採用しています。2種のマスタリーによる育成と星灯織とのシナジーを期待しています。
3-3-4.【花笑み咲匂う】八宮めぐる
私は持っていませんが有力な選択肢です。
追記:限定セレチケで入手して早速特訓して育成しています。
3-4.その他
3-4-1.【星掬い藍仰ぐ】風野灯織
最大の目的はVoDa50%バフですが、私はトークアイデアも重要視しています。初めからいるので絆を上げやすく☆3ノートに挑戦する段階で確実に矢印2本を提供してくれます。これとマイヒーローを入れて育成すると大体Meは溢れます。
花めぐるを持っている場合、スナップ真乃も入れてイルミネ軸の育成が可能になります。
3-5.興味ダウン
ぶらり旅や夜夜中ワンダーラスト、感謝祭限定のラストアピールに代表される興味ダウンスキルの搭載もひとつの選択肢です。ライバルの強烈なアピールを軽減しTAの枠を残したり、本来は存在しなかった6ターン目を作ったりとグレードフェスのルール上非常に強力なスキルです。現状何とかなっているので私は採用していません。
4.EXスキル
4-1.なぜ拘るのか
育成の及第点や上振れをより少ない試行回数で引く、これに尽きます。
そのカードの役割、目的と照らし合わせて適切な選択をしましょう。
銅でも変わってくるので侮ってはいけません。
4-2.プロデュースアイドル
4-2-1.樹里
約束狙いと、親愛度事故を避けるための朝コミュ発生率。上振れを引き寄せるためのパーフェクト発生率。汎用性が高い初期SPの組み合わせです。
確実に思い出5にしつつ高ステータスを狙っていきます。
4-2-2.凛世
凛世は約束にこれといった傾向がないため、Vo約束でのパーフェクトを狙っていきます。
従来の凛世より上限や打点が高いのでステを粘りたいですね。
4-2-3.果穂
ここまでのステに拘りたい3人には全てパーフェクト発生率を付けています。
完全な運ですが、仕事をする1回を引き当てるまで挑戦するのがシャニマスです。
残りは腐らない初期SPです。
4-2-3.夏葉、智代子
DaVi担当は鳴かないよりマシの精神でパッシブを詰め込みます。
よって初期SPがより重要です。この采配ができるのはVo極編成の魅力ですね。
4-3.サポートアイドル
メインで採用している5人は大体この組み合わせです。
4-3-1.滞在率UP
感謝祭ではアイデアを優先して動く場合が多いですが、それが特化属性のレッスンならマスタリーも重なって効率よく育成できますよね。
よって1回でも多くVoレッスンを踏むために全員に滞在を付けています。
4-3-2.サポートイベント発生率UP
メンタルを下げたい編成以外ではサポートイベントを引けば引くほど有利になります。
更に感謝祭ではノートの供給源でもあるのでより優先度が高いと私は考えています。
また、上限や経路として最後のサポートイベントで解禁されるパネルに用事のあるサポートにはぜひ貼りたいスキルですね。
4-3-3.初期絆
絆が高いとサポートイベントやエクセレントの恩恵があり、それだけでも強力ですが感謝祭ではもうひとつ重要な役割があります。
感謝祭でのアイデアの質は絆値に依存します。
つまり、より早い段階で最大の赤(矢印2本)まで持っていける初期絆は極めて優秀と考えられます。
5.プロデュース
準備ができたので育成に入ります。1極編成でも目的によって選ばれるサポートは微妙に変わってきます。
編成を組んだ時点で、ステはこのくらい…バフはこれを開ける…のようにある程度ゴールを決めておくと動かしやすいかと思います。
5-1.樹里
樹里はセンターなのでステを伸ばすための編成です。灯織はその目的に反しているように見えますが、上限が150と高く、☆3ノートに必須のトークアイデアを埋める際にラジオやトークに行かれても体力消費が少なく済むので、育成をより快適にしてくれます。甘奈はリハーサルと本番でメンタルを上げるために必要なのでゲストには置かないようにしましょう。
目標 : Vo1400 Me500 金パッシブ樹里果穂灯織夏葉
夏葉のパッシブが積めていないので今も育成中です
5-2.凛世
樹里と同じですね。Vo2アピール2+1の組み合わせは約束で☆3ノートの起点を作りやすいのでおススメです。
目標 : Vo1400 Me600 金パッシブ甘奈以外
5-3.果穂
マイヒーロー果穂が使えないので代わりに真乃が入ります。持っている方は花めぐるにしましょう。
目標 : Vo1300 金パッシブ灯織冬優子夏葉
上振れを引きました。もう更新できないと思います。マスタリー体力3人はハマると宇宙です。
5-4.夏葉
月刊夏葉の代わりにアリス霧子が入ります。ステを伸ばすマスタリーは最低でも1枠は欲しいところです。
目標 : Vo1100 Me500 金パッシブ夏葉灯織冬優子果穂 1凸パッシブ灯織冬優子果穂
5-5.智代子
基本的に樹里や凛世と同じですが、1wayのシーズンは甘奈を千雪に変えています。パッシブの抽選が最後なので、少しでも足しになるパッシブは全て取りましょう。何も鳴かないよりマシです。
目標 : Vo1100 Me500 金パッシブ全て 1凸パッシブ灯織冬優子果穂
5-6.感謝祭限定スキル
感謝祭本番でMVPを獲ると最後の振り返りで限定スキルが解禁されます。モチベーションチャージやメモリーライズなど面白いスキルが並んでいますが、目当てはこれです。
一番下のDOWN付与が条件のパッシブですね。
この編成にDOWN、デバフを付与する手段はありませんがどうでしょう。
いましたね。4の倍数ターンにデバフを付与してくれるので、実質5ターン目バフです。Vo放クラは智代子や凛世のライブスキルや、マイヒーロー果穂のパッシブで常に注目度が高く、大体の場合4ターン目は3人分被弾し条件を満たせます。倍率、確率共に高いので極力回収しましょう。
1wayルールのシーズンなどあまり役に立たない場合もあるので過信は禁物です。
6.実戦
編成が出来上がりました。Voをしっかりと伸ばしつつ、注目度やメンタルダメージが上がっても大体生存可能なMeを確保できています。
では、実戦です。
序盤は月刊夏葉や星灯織、画像にはありませんがマイヒーロー果穂のパッシブが鳴きます。相手の行動を予測して果穂や夏葉でDaVi審査員を殴っていきましょう。
3〜4(5)ターン目は準備です。理想は智代子、凛世を切りバフを重ねます。4ターン目は審査員の影響力が高くなりますが、ここでメイド夏葉のパッシブが鳴いている場合、メンタルダメージが上がる果穂や夏葉、樹里のユニークスキルはメンタル落ちのリスクがあるので避けた方がいいです。とはいっても該当するスキルは4/10なのでやむを得ない場面も多いです。審査員より後に行動できるノーマル判定にするか、祈りましょう。
終盤は凛世や星灯織、ノー墨冬優子のパッシブがメインになります。5ターン目に思い出で決めにいくパターンが多いですが、余裕がありそうならリンクでスコアを狙いましょう。
このような状況で思い出を撃てるのが理想です。Vo極編成ですが、基本的にVo審査員は通常のライブスキルでは殴らず思い出だけで仕留めます。画像はフェスイベのボーナスが入っているのもあり、この段階から思い出リンクだけで仕留めきれています。
これが噛み合うまでやるのがエンドコンテンツ、グレードフェスです。
7.終わりに
今回はVo放クラの解説でしたが、根本的な部分は他のユニットも変わりません。勝ち筋をより高い精度で遂行するためにはどうするか。グレードフェスは運ゲーとも揶揄されますが、自分が拾える運の範囲を広げるのが育成や立ち回りであり、それが実力だと私は考えています。グレード7の顔触れが大体同じなのがその裏付けでしょう。2周年の様々な施策で手持ちが強化される方が大半でしょうから、ぜひグレードフェスに取り組んでみてください。私はいつでも力になります。
ありがとうございました。